2025年8月下旬、eラーニングで受講していた、日本FP協会のAFP認定研修(技能士課程)の提案書課題を、提出しました。
3日後、提案書課題の採点完了と結果のメールが届き、無事合格点!
10月に、AFP認定を受ける見込みとなりました。
これは後編の、受講編、実際の研修体験とその結果と今後について、記事にします。
前編の研修選定編は、こちらをご覧ください。
受講コース
私が受講したのは、資格対策ドットコム(アーティスソリューションズ)のAFP認定研修(技能士課程)で、2種類のコースがあります。
| 講座名 | 受講料 | 内容 |
|---|---|---|
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AFP認定研修(技能士課程)
〔冊子版学習テキスト付き〕 |
12,100円
(税込) |
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AFP認定研修(技能士課程)
〔冊子版学習テキストなし〕 |
8,800円
(税込) |
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違いは太字の学習テキストのみですが、これはFP6分野の参考書であり、提案書作成のテキストではありません。
私は、2級FP技能士の勉強でFP2級・AFP 合格のトリセツ 速習テキストを持っているので、FP6分野のテキストは不要です。
したがって、〔冊子版学習テキストなし〕のコースを選択しました。
教材チェック
Webで研修を申し込むと、資格対策ドットコムのIDがメールで送られてくるので、資格対策ドットコムにログインすると、トップページにリンクが一覧で表示されます。
どう進めるのかちょっと面喰いますが、「修了課題」→「20XX年度板のAFP認定研修テキストをご利用の方」のリンクを開くと、研修の流れがつかめます。
- 注意事項
- AFP認定研修テキスト(作成の手引きのPDF)
- 提案書とキャッシュフロー表(WordとExcel)
- AFP認定研修動画(視聴のみでダウンロードは不可)
- よくある質問(これでわからなければ質問メールで質問)
- 提案書課題の提出と採点状況の確認(操作方法の説明)
「FP総論」と「AFP認定研修テキスト」は、後日郵送されて届きます。
ただし、「FP総論」は提案書課題には直接は不要、「AFP認定研修テキスト」はPDFがあるので、郵送を待たずに提案書作成を開始できます!
私の提案書作成の進め方
私は実務経験がないので、提案書やキャッシュフロー表を実際に作成したことがありません。
まず提案書作成の流れと、疑問に思うことを最初に確認してから、手引きに従って提案書作成を進めました。
題名にあるかっこ書きは、およそのかかった時間です。
⓪基本情報を確認(5分)
注意事項と提案書課題の提出と採点状況の確認は、「20XX年度板のAFP認定研修テキストをご利用の方」に文書で記載されています。特に引っかかるところはありません。
①AFP認定研修動画(1時間)
まず一通りこれを見て、研修の流れと課題の解き方を理解します。
基本的に、2級FP技能士の実技試験で解いた内容ですが、キャッシュフロー表を自分で計算して全部埋める(一部は元から記入されていますが)のはやったことがありません。
動画を見ると、試験問題で埋まっていた数字がどうやって計算されたものなのか、理解することができました。
②よくある質問(30分)
課題を進めると、疑問に思ったり引っかかったりするポイントについて、解説されている資料です。
課題をやっているときにハマって時間をムダにしないように、課題を始める前に読んでおくことをお勧めします。
③提案書とキャッシュフロー表(30分)
提案書はWordで、すでに提案書の流れが記載されており、穴埋めすることで提案書が完成する仕立てになっています。
キャッシュフロー表はExcelで、現状と対応後の2つのシートになっていて、ある程度数字が記入されていますが、課題の中心となる部分は、記載がありません。
「提案書課題 作成の手引き」に従って提案書を穴埋めし、キャッシュフロー表を完成させる、実践的な課題になっています。
④提案書課題の提出(15時間)
本業の仕事があるため、朝と夜と休日に課題を進め、5日間で提出できました。
「提案書課題 作成の手引き」を読み進めていくと、提案書(Word)とキャッシュフロー表(Excel)の穴埋めをするタイミングが示されています。
順番に進めていけばよいのですが、PDF、Word、Excelを行ったり来たりすることになります。
私のPCモニタは4K解像度なので、すべてのファイルを並べて表示でき、効率よく作業ができました。
キャッシュフロー表の数字を自分で計算するのは結構緊張しましたが、2級FP技能士で習得した知識があれば、納得のいく作業ですので、安心してください。
ただし、私は見直しで、キャッシュフロー表にも関連する計算間違いに気づき、けっこうな修正をするハメになりました。
慎重に作業ができることも、試されていると思いますので、一度計算しても見直しをして、勘違いや見落としがないかをよくチェックすることをお勧めします。
ファイナンシャル・プランナーの意見とアフターフォローで締めくくりとなるのですが、ここは自分自身で考えて記載する課題で、例文やひな型はありません。
提案書課題の相談者はもちろん架空ですが、私は現実の相談者だと思って考え、話しかけるような文体で記載しました。
また、「提案書課題 作成の手引き」にQ&A形式で記載されている注意事項と、よくある質問で説明されているNG記載は、しないように注意しました。
最初から最後まで見直して、もう直すところはないとなったので、提案書課題のページの「課題の提出」に進み、提案書課題を提出しました。
さいわい私は、質問メールをすることにはなりませんでしたが、わからないことがあれば質問してしまったほうが、進みが早いのではないかと思います。
採点結果
提案書課題をしたのは月曜日の夜、それから3日後の木曜の朝に、メールで採点完了の通知がありました。
結果は合格!
得点は92点でした!
どこか計算を間違えば、大幅に得点を失いかねない課題でしたが、何度も見直しをしたおかげで、計算間違いはほぼなかったのではないかと思います。
やりました!
AFP資格の認定者になれます!
AFP資格は、教育・試験・倫理を重視して、継続的な能力の維持向上を図る仕組みですいよいよ実践!
日本FP協会のAFP資格登録手続きは月末〆のため、私のAFP認定は10月1日となりました。
およそ1か月の間が空いたので、手続き完了後、日本FP協会アプリをスマホにインストールして、会員がアクセスできる情報を閲覧し始めました。
FPジャーナル、最新コラム&レポート、実務事例集など、実務経験のない私には大変参考になり、さっそく新たな学びの開始です。
自分や家族の悩みを解決できるようになったら、身近な人の悩みもサポートできるといいな
そんな思いの実現に向けて実践力を鍛えるために、AFP資格を役立てていければと思います。
今後の記事は?
FP3級技能士からスタートし、FP2級技能士を経てAFP資格にたどり着けた、私のFP資格へのチャレンジは、これでいったん一区切りとなります。
AFP資格認定以降は、以下の3つのカテゴリーを中心に、記事を発信していきます。
暮らしとお金にまつわる最新ニュースや、このごろ話題になっていることを探索して、ファイナンシャル・プランニング技能士の知識や視点で理解を深めます。
FP技能検定試験の過去問や、それに類似する情報を使って、FP6分野で身近に気になることを深堀していきます。
FP技能検定試験やAFP試験の実体験や、FP技能士・AFP認定者になってから、自分が勉強したこと、実際に経験したことを記事にしていきます。
「熾き火のように静かで熱く、のんびり楽しく暮らす」――そんな思いで、日々を熱く楽しんでいきます。
